老人性イボは一般的な感染性のイボとは違い、非感染性イボと呼ばれるものです。老人性イボは皮膚の老化に伴い出来てしまうことが分かっています。
老人性と名前にあるものの、20代から30代の女性に見られることもあるイボです。若年層で老人性イボが出来てしまいやすい人の特徴として、比較的皮膚の柔らかい方や乾燥肌の方、さらに肥満傾向にある方が挙げられます。
さらに近年では遺伝的要因もあるとの見解がなされています。
老人性イボ(年寄りいぼ)ができる理由
老人性イボが出来てしまう原因は皮膚の老化と考えられています。皮膚が老化するのに伴い、肌の角質層が適切に剥がれ落ちることが出来ず、イボのような状態になってしまうのです。
皮膚の老化は年齢とともに必ず起こるものです。
しかし、紫外線の影響や皮膚の摩擦によるダメージなどが皮膚の老化を進めてしまうことが分かっており、肌を十分に保護している場合とそうでない場合では、老化の速度が変わってくると考えられます。
もちろん外的な要因だけではなく、遺伝による影響もあることが分かってきています。そのため、家族で老人性イボに悩んでいる方がいる場合には、老人性イボが出来てしまう可能性があります。
20代で老人性首イボができやすい人の特徴
老人性イボはその名前から老人だけに起こるものと考えられがちですが、実は老人性イボは20代の方にも出来ることがあります。
皮膚への刺激が多い方はどうしても皮膚の老化の原因を強く受けてしまいますので、老人性イボが出来やすくなってしまいます。
出来るだけ刺激を受けないことで老人性イボを出来にくくすることの出来る可能性がありますので、紫外線ケアや保湿ケアを行うようにすると良いでしょう。
20代で老人性イボができやすい人の特徴
- 紫外線による影響を受けている
- 皮膚が柔らかい体質
- 肥満傾向
- 乾燥肌
- 家族に老人性イボができやすい人がいる
ウイルス性の首イボと見間違っている可能性もあり
20代で老人性イボが出来てしまう方はいますが、老人性イボが出来やすい年代は40代から50代です。
そのため20代で老人性イボが出来た場合にはウイルス性の首イボの可能性も視野に入れてイボを見極めることが大切です。
ウイルス性の首イボの場合であれば、老人性イボのケアを行ったり放置しておくと悪化してしまう可能性があります。ウイルス性イボの場合には、老人性イボには見られない特徴があります。
老人性イボの場合は、褐色から茶褐色の1mmから3mm程度のほとんど隆起のないイボになります。ウイルス性イボの場合は、感染しているウイルスにより見た目が異なりますが、このような老人性イボとは違った特徴が現れるはずです。
例えば水イボの場合では、透明な隆起あるイボが出来ます。さらに、ヒトパピローマウイルスに感染している場合は表面が白くカサカサしたイボが出来ます。
このようにウイルス性のイボは老人性イボには見られない特徴がありますので、イボをよく観察することが大切です。首に出来るイボは老人性イボのことが多いですが、すべてのイボが老人性イボではないのです。
まとめ
老人性イボは老人性イボと言う名前から誤解されがちですが、20代や30代の若い世代の方でも出来てしまうことがあります。紫外線からの影響や乾燥による皮膚の摩擦のダメージによって、起きやすくなってしまうのです。
さらに現在研究が進められている段階ではありますが、肥満の方に出来やすい傾向があったり、遺伝的要因も考えられています。
老人性イボが出来てしまいやすい体質の方は、その要因から出来るだけ肌を保護してあげることが大切です。紫外線ケアや保湿ケア、体重管理などに気を付けるようにしましょう。
老人性イボは老化によるイボですので完全に予防は出来ませんが、肌を整えてあげることによって老人性イボが出来にくい環境を作ることが出来ます。